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文献詳細

雑誌文献

medicina33巻7号

1996年07月発行

文献概要

今月の主題 血栓症とDIC 血栓症の治療と再発予防

心房細動と塞栓症予防

著者: 青崎正彦1 薄井秀美2 佐藤加代子2

所属機関: 1国立横浜病院臨床研究部 2東京女子医科大学循環器内科

ページ範囲:P.1336 - P.1338

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ポイント
●心房細動(AF)で僧帽弁狭窄症,人工弁置換例,一過性脳虚血発作あるいは脳塞栓症の既往,高血圧(コントロールされている),うっ血性心不全,冠状動脈疾患,糖尿病,甲状腺機能亢進症を有する例は,塞栓症のリスクが高いのでワーファリン療法を行う.ただし,75歳を超えた例では脳出血のリスクがあるので,アスピリンを用いることもある.
●非弁膜症性心房細動(NVAF)では,ワーファリンはアスピリンの約2倍の塞栓症防止効果を有する.
●65〜75歳で塞栓症のリスクファクターのない例では,塞栓症の予防に,ワーファリンほどの効果はないがアスピリンも用いられる.
●除細動の前後にはワーファリン療法が必要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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