文献詳細
文献概要
今月の主題 血栓症とDIC DIC
白血病における出血傾向とDIC
著者: 広沢信作1
所属機関: 1東京医科歯科大学第1内科
ページ範囲:P.1348 - P.1351
文献購入ページに移動ポイント
●白血病は,DICを引き起こす主要な原因疾患である.
●白血病細胞の組織因子などの凝固促進物質が,DICの引き金となる.
●急性前骨髄球性白血病が一番発症率が高いが,急性リンパ性白血病や慢性骨髄性白血病の急性転化時でもみられる.
●急性前骨髄球性白血病におけるDICでは,出血傾向が多くみられ,線溶系が優位に働いて,血管内微小血栓による循環不全による重要臓器の不全をきたすことが少ない.
●白血病のDICの治療には,ヘパリンや合成蛋白分解酵素阻害薬などが用いられる.
●白血病は,DICを引き起こす主要な原因疾患である.
●白血病細胞の組織因子などの凝固促進物質が,DICの引き金となる.
●急性前骨髄球性白血病が一番発症率が高いが,急性リンパ性白血病や慢性骨髄性白血病の急性転化時でもみられる.
●急性前骨髄球性白血病におけるDICでは,出血傾向が多くみられ,線溶系が優位に働いて,血管内微小血栓による循環不全による重要臓器の不全をきたすことが少ない.
●白血病のDICの治療には,ヘパリンや合成蛋白分解酵素阻害薬などが用いられる.
掲載誌情報