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文献詳細

雑誌文献

medicina33巻8号

1996年08月発行

今月の主題 炎症性腸疾患治療のジャイアント・ステップス

治療の前に知っておきたいIBDの基礎知識

日本人のIBDの疫学的特徴

著者: 棟方昭博1 中路重之2

所属機関: 1弘前大学医学部第1内科 2弘前大学医学部衛生学

ページ範囲:P.1442 - P.1444

文献概要

ポイント
●欧米の罹患率は,人口10万当たり潰瘍性大腸炎2.1〜15.1,クローン病0.3〜8.3で,本邦の潰瘍性大腸炎1.95,クローン病0.51を大きく上回っている.
●欧米の有病率は人口10万当たり潰瘍性大腸炎43.4〜225.2,クローン病19.8〜146で,本邦の潰瘍性大腸炎18.12,クローン病5.85を大きく上回っている.
●潰瘍性大腸炎はいかなる年齢からも発症するが,20代にピークがみられる.クローン病の分布の幅は潰瘍性大腸炎より狭く,ピークはUCよりやや若い.
●潰瘍性大腸炎の死亡率は,欧米よりやや低く,クローン病は明らかに低い.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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