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文献詳細

雑誌文献

medicina33巻8号

1996年08月発行

文献概要

今月の主題 炎症性腸疾患治療のジャイアント・ステップス 治療の前に知っておきたいIBDの基礎知識

IBDの病因と発症のメカニズム

著者: 馬場忠雄1 安藤朗1

所属機関: 1滋賀医科大学第2内科

ページ範囲:P.1445 - P.1449

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ポイント
●潰瘍性大腸炎およびクローン病に代表される炎症性腸疾患の病因は,いまだ特定されていない.
●潰瘍性大腸炎患者の血中には,種々の自己抗体の存在が証明され,その病因に自己免疫的異常が関与している.
●クローン病は,組織学的に非乾酪性肉芽腫の形成を特徴とし,その病因の一つに単球/マクロファージの機能異常が関与している.
●腸管粘膜局所における透過性の亢進と免疫調節機構の破綻が,両疾患の病態に関与している.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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