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今月の主題 炎症性腸疾患治療のジャイアント・ステップス 治療の前に知っておきたいIBDの基礎知識
IBDの病因と発症のメカニズム
著者: 馬場忠雄1 安藤朗1
所属機関: 1滋賀医科大学第2内科
ページ範囲:P.1445 - P.1449
文献購入ページに移動●潰瘍性大腸炎およびクローン病に代表される炎症性腸疾患の病因は,いまだ特定されていない.
●潰瘍性大腸炎患者の血中には,種々の自己抗体の存在が証明され,その病因に自己免疫的異常が関与している.
●クローン病は,組織学的に非乾酪性肉芽腫の形成を特徴とし,その病因の一つに単球/マクロファージの機能異常が関与している.
●腸管粘膜局所における透過性の亢進と免疫調節機構の破綻が,両疾患の病態に関与している.
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