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文献詳細

雑誌文献

medicina33巻8号

1996年08月発行

文献概要

今月の主題 炎症性腸疾患治療のジャイアント・ステップス IBD治療の基本薬

副腎皮質ステロイド—いつ,どのように用いるか

著者: 蘆田知史1 栄浪克也1 高後裕1

所属機関: 1旭川医科大学第3内科

ページ範囲:P.1505 - P.1508

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ポイント
●潰瘍性大腸炎に対するステロイドの強力静注療法は高い緩解導入率を有しているが,手術適応の判定を見誤らないことが重要である.
●潰瘍性大腸炎においてステロイドを局所投与(注腸投与)する場合,投与量の約40%は全身的に吸収されることが知られており,他の投与法と同様,副作用の発現に注意が必要である.
●ステロイドの経口投与を行う場合,潰瘍性大腸炎,クローン病の両者の場合において,少量を持続的に投与しても有意な緩解期間の延長は報告されていないことを念頭に置くべきである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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