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文献詳細

雑誌文献

medicina33巻8号

1996年08月発行

文献概要

今月の主題 炎症性腸疾患治療のジャイアント・ステップス 内科治療の限界と外科治療

潰瘍性大腸炎の外科治療—いつ考慮するか

著者: 今村幹雄1 中嶋裕人1

所属機関: 1国立仙台病院外科

ページ範囲:P.1528 - P.1530

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ポイント
●結腸全摘,直腸粘膜抜去兼回腸嚢肛門吻合術(IPAA)のような手術により,潰瘍性大腸炎の手術成績は非常に向上した.
●保存的治療の限界を認識し,機をみて外科治療を選択すべきである.
●手術を考慮すべきタイミングは以下のごとくである.①全大腸炎型で長期(7年以上)にわたり再燃緩解を繰り返す難治例,②小児では保存的治療期間が2年を越える場合,③強力静注療法が有効でない場合,④ステロイド治療の限界やステロイド離脱困難を生じた場合,⑤中毒性巨大結腸症などの重篤な合併症を生じた場合.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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