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文献詳細

雑誌文献

medicina33巻8号

1996年08月発行

今月の主題 炎症性腸疾患治療のジャイアント・ステップス

病態に応じたIBDの治療

クローン病の治療戦略

著者: 大原信1 北洞哲治1 林篤1

所属機関: 1国立大蔵病院消化器科

ページ範囲:P.1552 - P.1555

文献概要

ポイント
●治療の基本は腸管の炎症を抑え,栄養状態を改善させる内科的治療である.
●病態からみて,抗原の除去と栄養の改善をはかる栄養療法,生体の免疫異常を是正し,炎症を抑える薬物療法が選択される.
●栄養療法,薬物療法,厚生省特定疾患調査研究班の治療指針案を基盤に行われるが,画一的な治療法はなく,その病態,病状を考慮し適切に選択することが肝要である.
●外科治療は小範囲切除や狭窄形成術にとどめ,できるだけ内科的治療を続ける考え方が近年優勢となりつつあり,腹腔鏡下手術も試みられ始めている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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