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文献詳細

雑誌文献

medicina33巻8号

1996年08月発行

今月の主題 炎症性腸疾患治療のジャイアント・ステップス

病態に応じたIBDの治療

会陰部クローン病の保存的治療と外科治療

著者: 鈴木公孝1 武藤徹一郎2

所属機関: 1大藏省東京病院外科 2東京大学医学部第1外科

ページ範囲:P.1556 - P.1557

文献概要

ポイント
●会陰部クローン病は,大きく一次性,二次性,随伴性に分類される.
●一次性病変には裂肛,深掘れ潰瘍などが含まれ,栄養療法や薬物療法で軽快することが多い.
●痔瘻の2/3は通常の低位筋間痔瘻であり,根治手術(laying open)により治癒することが多い.
●複雑な高位痔瘻は二次性病変であり,切開排膿,シートン法が適応である.
●二次性病変である直腸膣瘻に対し,advancement flapを経膣的に用いる方法は有効である.
●随伴性病変である痔核の手術適応については今後の課題である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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