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文献詳細

雑誌文献

medicina33巻8号

1996年08月発行

文献概要

今月の主題 炎症性腸疾患治療のジャイアント・ステップス 病態に応じたIBDの治療

妊娠・授乳時のIBD治療

著者: 杉浦弘和1 宮岡正明1 斉藤利彦1

所属機関: 1東京医科大学第4内科

ページ範囲:P.1558 - P.1559

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ポイント
●IBD患者での妊娠は可能であり,妊娠を諦めたり,積極的な避任は不要である.
●IBD患者の妊娠は,寛解期に勧めるのが望ましい.
●常用量のサラゾピリン®やステロイド剤は,胎児への影響は少ない.
●授乳中のステロイド剤は児に対する影響が少ないとされているが,サラゾピリン®では,児への影響があるという報告もみられるため,慎重に投与すべきである.
●妊娠・授乳を希望するIBD患者には,服薬継続のメリットとデメリットを十分に説明することが大切である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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