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文献詳細

雑誌文献

medicina33巻8号

1996年08月発行

今月の主題 炎症性腸疾患治療のジャイアント・ステップス

病態に応じたIBDの治療

高齢者IBD患者の治療と問題点

著者: 金城福則1

所属機関: 1琉球大学医学部第1内科

ページ範囲:P.1560 - P.1561

文献概要

ポイント
●潰瘍性大腸炎で,60歳以上の発症は約10%である.
●病変の範囲は全大腸炎型が少なく,直腸・左側結腸に限局した病変が多い.
●再燃緩解型が少なく,初回発作型が多い.
●手術例では穿孔を原因とするものが多い.
●経過中の死亡率が高い.
●虚血性大腸炎,感染性大腸炎などとの鑑別を,糞便検査や前処置なしの直腸・S状結腸内視鏡検査で迅速に行う.
●治療は厚生省難治性炎症性腸管障害調査研究班による治療指針改訂案に準じて行う.
●外科的治療の適応を的確に判断する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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