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文献詳細

雑誌文献

medicina33巻9号

1996年09月発行

文献概要

今月の主題 レディースクリニック 妊娠中にみられる問題

妊娠と喘息

著者: 長井苑子1

所属機関: 1京都大学胸部疾患研究所臨床免疫学・呼吸器内科

ページ範囲:P.1662 - P.1663

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ポイント
●吸入ステロイド薬を中心とする喘息の基本療法の普及により,喘息は,もはや就労・就学に支障をきたすことは少ない疾患になってきた.
●かつては,妊娠は喘息の悪化をきたす要因とみなされてきたが,適切な管理により安全に妊娠・分娩を行うことができる.
●妊娠中の喘息患者に対して必要なことは,喘息のコントロールが十分でないと胎児における危険性が増すことを教えて,十分な喘息管理を行うことと,現在の喘息治療の安全性について周知・徹底を図ることである.
●母乳中から抗喘息薬が乳児に移行し,重大な障害を起こす危険性は稀である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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