文献詳細
文献概要
今月の主題 レディースクリニック 妊娠中にみられる問題
妊娠と喘息
著者: 長井苑子1
所属機関: 1京都大学胸部疾患研究所臨床免疫学・呼吸器内科
ページ範囲:P.1662 - P.1663
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●吸入ステロイド薬を中心とする喘息の基本療法の普及により,喘息は,もはや就労・就学に支障をきたすことは少ない疾患になってきた.
●かつては,妊娠は喘息の悪化をきたす要因とみなされてきたが,適切な管理により安全に妊娠・分娩を行うことができる.
●妊娠中の喘息患者に対して必要なことは,喘息のコントロールが十分でないと胎児における危険性が増すことを教えて,十分な喘息管理を行うことと,現在の喘息治療の安全性について周知・徹底を図ることである.
●母乳中から抗喘息薬が乳児に移行し,重大な障害を起こす危険性は稀である.
●吸入ステロイド薬を中心とする喘息の基本療法の普及により,喘息は,もはや就労・就学に支障をきたすことは少ない疾患になってきた.
●かつては,妊娠は喘息の悪化をきたす要因とみなされてきたが,適切な管理により安全に妊娠・分娩を行うことができる.
●妊娠中の喘息患者に対して必要なことは,喘息のコントロールが十分でないと胎児における危険性が増すことを教えて,十分な喘息管理を行うことと,現在の喘息治療の安全性について周知・徹底を図ることである.
●母乳中から抗喘息薬が乳児に移行し,重大な障害を起こす危険性は稀である.
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