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文献詳細

雑誌文献

medicina33巻9号

1996年09月発行

文献概要

今月の主題 レディースクリニック 女性と内分泌・代謝疾患

骨粗鬆症

著者: 森本茂人1 荻原俊男1

所属機関: 1大阪大学医学部老年病医学

ページ範囲:P.1681 - P.1683

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ポイント
●骨粗鬆症は女性に圧倒的に多く,その頻度は閉経期以降急増し,老年期を通じて増加し続ける.本症による大腿骨近位部や腰椎の骨折は,高齢者の寝たきりの主要原因の一つとなる.
●閉経期以降は腰椎X線撮影,骨塩量定量などの定期的な骨粗鬆症検診が望まれる.
●骨粗鬆症の予防には生涯を通じて,十分なカルシウムの摂取,運動などよきライフスタイルの維持が重要である.逆に若い女性の過度のダイエット,月経不順に至る過労などは骨量を減少させる.
●骨粗鬆症の治療には,女性ホルモン,カルシウム剤,活性型ビタミンD,カルシトニン,イプリフラボン,ビタミンK,ジフォスフォネイトなどが用いられている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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