文献詳細
文献概要
今月の主題 レディースクリニック 女性と循環器疾患
中年女性の心電図異常と狭心症
著者: 清水啓之1 中野赳1
所属機関: 1三重大学医学部第1内科
ページ範囲:P.1712 - P.1713
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●女性では閉経以降に冠動脈疾患の危険性が急速に増加する.これは内因性エストロゲン分泌の減少と冠動脈硬化の進展による.
●冠危険因子の影響は,その因子により男女差がみられる.
●中年女性では,運動負荷試験の偽陽性率が高い.その原因として,内因性エストロゲンが関与している.急速に増高するST,septal Qの増加,運動後のST変化の非常に急速な改善,ST変化が中等度から高度の負荷で下壁誘導のみで認められるとき,偽陽性の可能性が高くなる.
●女性では閉経以降に冠動脈疾患の危険性が急速に増加する.これは内因性エストロゲン分泌の減少と冠動脈硬化の進展による.
●冠危険因子の影響は,その因子により男女差がみられる.
●中年女性では,運動負荷試験の偽陽性率が高い.その原因として,内因性エストロゲンが関与している.急速に増高するST,septal Qの増加,運動後のST変化の非常に急速な改善,ST変化が中等度から高度の負荷で下壁誘導のみで認められるとき,偽陽性の可能性が高くなる.
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