icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina33巻9号

1996年09月発行

今月の主題 レディースクリニック

女性と消化器疾患

胆石症

著者: 松崎靖司1 田中直見1

所属機関: 1筑波大学臨床医学系消化器内科

ページ範囲:P.1717 - P.1719

文献概要

ポイント
●近年本邦においては胆石保有者数は漸増し,女性患者が多い.
●“7F”:“female, fat, fair, forty, fertile, flatulent, flabby”.
●成人では6〜10%が胆石を持っている.
●エストロジェンが胆汁中へコレステロールを過剰に排泄する.
●卵胞期には胆嚢収縮能が低下する.
●経口避妊薬の投与は,胆石症の発生を増加させる.
●妊娠中は胆石の発生が多くなる.
●妊娠時の胆石症の診断は,超音波検査が最もよい検査法.
●腹腔鏡下胆嚢摘出術は,美容上も優れているため女性には有用.
●妊娠中に胆石症と診断された場合,原則的には保存的治療を行う.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら