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文献詳細

雑誌文献

medicina33巻9号

1996年09月発行

今月の主題 レディースクリニック

女性と消化器疾患

自己免疫性肝炎

著者: 北澤絵里子1 宮川浩1 阿部和裕1 賀古眞1

所属機関: 1帝京大学医学部第4内科

ページ範囲:P.1720 - P.1721

文献概要

ポイント
●本邦の自己免疫性肝炎は男女比は1:7〜1:9で,50歳代の発症が最も多い.
●suppressor T cell機能の低下が想定されるが,本疾患の成因や免疫学的機序は依然不明である.
●橋本病などほかの自己免疫疾患の合併にも注意が必要である.
●プレドニゾロンが治療の第一選択であるが,本疾患は中年女性が多いので,長期治療に際し骨粗鬆症の併発に留意すべきである.
●自己免疫性肝炎の診断基準を満たすC型慢性肝炎も存在し,このような例でのインターフェロン治療には慎重を要する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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