文献詳細
文献概要
今月の主題 レディースクリニック 女性と膠原病
全身性エリテマトーデス(SLE)
著者: 小林茂人1
所属機関: 1順天堂大学医学部膠原病内科
ページ範囲:P.1740 - P.1742
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●全身性エリテマトーデス(SLE)は慢性に経過する自己免疫性疾患で,その90%は女性である.
●女性ホルモンの関与が考えられ,妊娠可能な時期に発症することが多く,分娩後に発症・増悪することが多い.
●治療の目標は,急性期の症状を消失させることがすべてではなく,予想される不可逆的病変を阻止し,必要最少量の投薬で長期寛解を図り,社会復帰させることである.
●妊娠・出産は患者の病状によって可能であるが,妊娠の際の条件,注意点がある.
●疾患や治療に関する患者および家族の十分な理解が必要である.
●全身性エリテマトーデス(SLE)は慢性に経過する自己免疫性疾患で,その90%は女性である.
●女性ホルモンの関与が考えられ,妊娠可能な時期に発症することが多く,分娩後に発症・増悪することが多い.
●治療の目標は,急性期の症状を消失させることがすべてではなく,予想される不可逆的病変を阻止し,必要最少量の投薬で長期寛解を図り,社会復帰させることである.
●妊娠・出産は患者の病状によって可能であるが,妊娠の際の条件,注意点がある.
●疾患や治療に関する患者および家族の十分な理解が必要である.
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