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文献詳細

雑誌文献

medicina34巻1号

1997年01月発行

文献概要

今月の主題 臓器感染症へのアプローチ 中枢神経系感染症

急性細菌性髄膜炎の治療の現状

著者: 新田永俊1 沖野惣一1 高守正治1

所属機関: 1金沢大学医学部神経内科

ページ範囲:P.12 - P.16

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ポイント
●急性細菌性髄膜炎はneurological emergencyであり,直ちに治療を開始する.
●髄液検査の前に頭部CTまたはMRIを施行する(特に脳局所症状やうっ血乳頭がある場合).
●髄液検査では,髄液の外観・細胞数とその種類・糖が鑑別に重要.血糖を必ず同時測定する.
●髄液のグラム染色が起炎菌の推定に有用である.
●血液培養,原発の感染巣を検索する.
●患者の発症年齢により髄膜炎の起炎菌が異なる.予測的抗生物質を十分量静注投与する.
●抗生物質の途中での漸減,経口剤への変換は禁忌である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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