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文献詳細

雑誌文献

medicina34巻1号

1997年01月発行

文献概要

今月の主題 臓器感染症へのアプローチ 中枢神経系感染症

ヘルペス脳炎

著者: 藤田恒夫1

所属機関: 1日立総合病院神経内科

ページ範囲:P.23 - P.25

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ポイント
●本邦で比較的頻度が高く,日常診療上重要な脳炎は単純ヘルペス脳炎である.
●発熱・頭痛に,痙攣・意識障害あるいは軽度でも精神症状・大脳巣症状・不随意運動などが合併する場合,本症を念頭に頭部CT・MRI,髄液検査,ウイルス学的検索を行う必要がある.
●本症では脳組織の出血・壊死傾向が強いため致死率が高く,治癒しても重篤な後遺症が残る可能性がある.
●早期に抗ウイルス薬を使用すれば奏効する可能性があり,確定診断を待たずに直ちに十分な治療を開始する必要がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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