文献詳細
文献概要
今月の主題 臓器感染症へのアプローチ 中枢神経系感染症
ヘルペス脳炎
著者: 藤田恒夫1
所属機関: 1日立総合病院神経内科
ページ範囲:P.23 - P.25
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●本邦で比較的頻度が高く,日常診療上重要な脳炎は単純ヘルペス脳炎である.
●発熱・頭痛に,痙攣・意識障害あるいは軽度でも精神症状・大脳巣症状・不随意運動などが合併する場合,本症を念頭に頭部CT・MRI,髄液検査,ウイルス学的検索を行う必要がある.
●本症では脳組織の出血・壊死傾向が強いため致死率が高く,治癒しても重篤な後遺症が残る可能性がある.
●早期に抗ウイルス薬を使用すれば奏効する可能性があり,確定診断を待たずに直ちに十分な治療を開始する必要がある.
●本邦で比較的頻度が高く,日常診療上重要な脳炎は単純ヘルペス脳炎である.
●発熱・頭痛に,痙攣・意識障害あるいは軽度でも精神症状・大脳巣症状・不随意運動などが合併する場合,本症を念頭に頭部CT・MRI,髄液検査,ウイルス学的検索を行う必要がある.
●本症では脳組織の出血・壊死傾向が強いため致死率が高く,治癒しても重篤な後遺症が残る可能性がある.
●早期に抗ウイルス薬を使用すれば奏効する可能性があり,確定診断を待たずに直ちに十分な治療を開始する必要がある.
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