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文献概要
今月の主題 臓器感染症へのアプローチ 呼吸器系感染症
院内感染肺炎の診断をどうつけるか
著者: 向野賢治1
所属機関: 1福岡大学医学部第2内科
ページ範囲:P.42 - P.43
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●レジオネラ症,アスペルギルス症,ウイルス肺炎は病原体のinhalationによって起こる.細菌性肺炎では病原体のaspirationによって起こる.
●院内感染症の診断には,「入院時には感染症状がなく,入院後に出現した」という臨床経過が必要である.
●院内肺炎の培養検査の判定に当たってはcolonizationとinfectionの鑑別が重要である.
●院内肺炎の起炎病原体を早期に検出することは困難であるので,検査を行う一方でempric therapyを実施することが診療上重要になる.
●レジオネラ症,アスペルギルス症,ウイルス肺炎は病原体のinhalationによって起こる.細菌性肺炎では病原体のaspirationによって起こる.
●院内感染症の診断には,「入院時には感染症状がなく,入院後に出現した」という臨床経過が必要である.
●院内肺炎の培養検査の判定に当たってはcolonizationとinfectionの鑑別が重要である.
●院内肺炎の起炎病原体を早期に検出することは困難であるので,検査を行う一方でempric therapyを実施することが診療上重要になる.
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