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文献詳細

雑誌文献

medicina34巻1号

1997年01月発行

今月の主題 臓器感染症へのアプローチ

消化器系感染症

H. pyloriの除菌と臨床的意義

著者: 永田博司1

所属機関: 1東京都済生会中央病院内科

ページ範囲:P.55 - P.58

文献概要

ポイント
●胃内にH. pyloriという細菌が棲息し,消化性潰瘍はH. pyloriによる感染症であるという仮説が提唱されている.
●消炎鎮痛剤が原因となる潰瘍患者を除けば,胃潰瘍の患者の80%以上,十二指腸潰瘍の95%以上にH. pyloriの感染が証明される.
●プロトンポンプ抑制剤と抗菌剤の併用によりH. pyloriの除菌が可能である.●除菌により,消化性潰瘍の治癒促進と再発防止が期待できる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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