文献詳細
文献概要
今月の主題 臓器感染症へのアプローチ 消化器系感染症
下痢へのアプローチ
著者: 斧康雄1
所属機関: 1帝京大学医学部第2内科
ページ範囲:P.59 - P.62
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●下痢患者の問診上重要なチェックポイントは,①下痢の性状以外にも発熱,嘔気・嘔吐,腹痛,感冒症状などの下痢以外の随伴症状の有無,②原因と考えられる食品の摂取歴やペットとの接触の有無,③下痢の集団発生の有無,④最近の海外渡航歴の有無,⑤抗菌薬の前投与の有無,⑥患者の易感染性要因の有無,について詳細に問診することである.
●病原診断は糞便培養により確定されるが,特定の病原体に対しては,顕微鏡検査や毒素や抗原の検出により迅速診断が可能である.
●下痢患者の問診上重要なチェックポイントは,①下痢の性状以外にも発熱,嘔気・嘔吐,腹痛,感冒症状などの下痢以外の随伴症状の有無,②原因と考えられる食品の摂取歴やペットとの接触の有無,③下痢の集団発生の有無,④最近の海外渡航歴の有無,⑤抗菌薬の前投与の有無,⑥患者の易感染性要因の有無,について詳細に問診することである.
●病原診断は糞便培養により確定されるが,特定の病原体に対しては,顕微鏡検査や毒素や抗原の検出により迅速診断が可能である.
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