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文献詳細

雑誌文献

medicina34巻1号

1997年01月発行

今月の主題 臓器感染症へのアプローチ

消化器系感染症

偽膜性腸炎の診断方法と治療

著者: 星加和徳1

所属機関: 1川崎医科大学内科

ページ範囲:P.63 - P.64

文献概要

ポイント
●抗生物質投与中の症例において水様性下痢が出現した際には,本症の存在を念頭に置いて検査を行う.
●大腸内視鏡検査で白色〜黄白色の偽膜を確認することで偽膜性腸炎と診断し,糞便の培養検査でClostridium difficileを検出するか,あるいはその毒素を検出する.
●治療は,まず使用中の抗生物質を中止する.食事は軽症では制限しなくてもよいが,中等症以上では制限する、下痢によって失われた水・電解質の補正を行う.バンコマイシンは0.5〜2.0g/日を4回に分け経口投与する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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