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文献詳細

雑誌文献

medicina34巻1号

1997年01月発行

今月の主題 臓器感染症へのアプローチ

消化器系感染症

腹膜炎(原発性・続発性)

著者: 福田吉秀1 山田雅彦1 片野義明1 早川哲夫1

所属機関: 1名古屋大学医学部第2内科

ページ範囲:P.65 - P.67

文献概要

ポイント
●腹膜炎には,原疾患の明らかな続発性と,腹腔内に感染源がなく細菌の進入経路の不明な原発性がある.
●続発性腹膜炎の原疾患は,急性虫垂炎や消化性潰瘍の穿孔,膵炎,外傷,腹部手術などである.
●急性腹膜炎の症状には,腹痛,圧痛,反動痛,筋性防御などの局所症状と,発熱,悪心,嘔吐,ショックなどの全身症状がある.
●急性続発性腹膜炎は,全身管理のもとに抗生物質投与および手術を早期に行う必要がある.
●特発性細菌性腹膜炎は,非代償性肝硬変に合併する予後不良の疾患である、広域スペクトラムの抗生物質投与と肝硬変に対する治療を行う.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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