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文献詳細

雑誌文献

medicina34巻1号

1997年01月発行

文献概要

今月の主題 臓器感染症へのアプローチ その他の感染症

敗血症のマネジメント

著者: 菅野治重1

所属機関: 1千葉大学医学部臨床検査医学

ページ範囲:P.97 - P.102

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ポイント
●敗血症は,血流中に侵入した微生物や産生毒素または代謝産物によって惹起される重篤な病態である.
●敗血症の重症化にはサイトカインが重要な役割を演じている.
●グラム陰性菌性敗血症は急激に悪化する例が多く,迅速な対応が必要である.
●易感染因子を持つ患者には,常在菌の監視が必要である.
●敗血症の診断には血液培養が重要であるが,結果を得るまでに時間がかかるため,エンドトキシン検出が迅速診断に有用である.
●敗血症の治療は,起炎菌判明までは,予想される侵入門戸から起炎菌となる確率が高い菌種に広く抗菌域を持つ抗菌剤を選択し,起炎菌決定後は起炎菌に強い抗菌力を持つ狭域性抗菌剤に変更する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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