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文献詳細

雑誌文献

medicina34巻10号

1997年10月発行

文献概要

今月の主題 肺炎と肺臓炎 知っておくべき肺炎の基本的アプローチ

どのような患者が肺炎に罹患しやすいか—肺炎と生体の防御機構

著者: 吉嶺裕之1 永武毅1

所属機関: 1長崎大学熱帯医学研究所内科

ページ範囲:P.1876 - P.1878

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ポイント
●機械的および免疫学的クリアランスの破綻は気道感染を引き起こす.
●インフルエンザウイルス感染は,基礎疾患のあるもののみならず,健常人においても細菌感染を合併しやすい.
●寝たきり患者,経管栄養患者,気管内挿管中の患者では,上気道への病原体の付着・定着,咳嗽反射の低下,気道の粘液線毛輸送系の弱体化などの機械的クリアランスの破綻により肺炎を発症しやすい.
●H2ブロッカーの使用は,胃酸のpHの上昇,グラム陰性桿菌の増殖を誘導し,胃は気管内に定着する病原細菌のリザーバーとなりうる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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