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文献詳細

雑誌文献

medicina34巻10号

1997年10月発行

文献概要

今月の主題 肺炎と肺臓炎 特殊な感染症が鑑別にあげられるとき

ニューモシスチス・カリニ肺炎の診断と治療—最新情報

著者: 齋藤昭彦1

所属機関: 1南カルフォルニア大学小児科

ページ範囲:P.1929 - P.1931

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ポイント
●ニューモシスチス・カリニ肺炎は真菌に属するPneumocystis cariniiが原因菌で,日和見感染症の代表的疾患である.
●確定診断は気管支鏡によるBAL(bronchoalveolar lavage)または生検でなされる.
●治療の基本はST合剤であるが,副作用として,全身性の発疹を高頻度に起こす.このような場合は,第二選択薬を用いるか,減感作療法を行う.
●中等症から重症例にはステロイドが併用され,有用性が確認されている.
●患者を診た際には,特にHIV感染の有無を確認する必要がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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