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文献詳細

雑誌文献

medicina34巻10号

1997年10月発行

文献概要

今月の主題 肺炎と肺臓炎 特殊な感染症が鑑別にあげられるとき

結核の診断と治療—最近の動向

著者: 森亨1

所属機関: 1結核予防会結核研究所

ページ範囲:P.1932 - P.1933

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ポイント
●結核はわが国では年間発生患者4万,死亡3千という最大の成人感染症であり,欧米各国の数倍の水準にある.
●気管支内視鏡や核酸増幅法による結核菌の証明は優れた方法であるが,ともに信頼性の問題があり,従来の塗抹・培養法との併用,X線所見や臨床所見との総合的な判定による診断が必要である.
●化学療法の進歩にもかかわらず,治療予後は意外に悪い.規則的な受療のための患者指導,副作用や合併症の管理,再治療患者への専門的対応がますます重要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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