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今月の主題 肺炎と肺臓炎 一般医に求められる肺臓炎(間質性肺炎)診療の考えかた
慢性に経過している間質性肺炎患者をいつ専門医に紹介するか
著者: 大塚盛男1
所属機関: 1筑波大学臨床医学系
ページ範囲:P.1986 - P.1987
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●間質性肺炎は,詳細な病歴聴取や理学所見の採取,種々の血液検査,胸部X線・CT検査,肺機能・血液ガス検査などから,ある程度の診断が可能となる場合が多く,原因が確定できる場合もある.
●確定診断には専門的知識や技術が必要であること,活動性や治療の必要性の評価・治療内容の選択には総合的な判断が必要であること,治療法が確立していない場合が多いことなどから,症状や機能障害がある慢性の間質性肺炎を一般医が診察した場合には,専門医に紹介しその判断を仰ぐべきである.
●急性増悪や肺癌,肺感染症,気胸などの合併に注意して経過観察しなければならない.
●間質性肺炎は,詳細な病歴聴取や理学所見の採取,種々の血液検査,胸部X線・CT検査,肺機能・血液ガス検査などから,ある程度の診断が可能となる場合が多く,原因が確定できる場合もある.
●確定診断には専門的知識や技術が必要であること,活動性や治療の必要性の評価・治療内容の選択には総合的な判断が必要であること,治療法が確立していない場合が多いことなどから,症状や機能障害がある慢性の間質性肺炎を一般医が診察した場合には,専門医に紹介しその判断を仰ぐべきである.
●急性増悪や肺癌,肺感染症,気胸などの合併に注意して経過観察しなければならない.
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