icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina34巻11号

1997年10月発行

増刊号 内科医のMRIとのつきあいかた

イントロダクション

アーチファクトの種類とその見わけ方

著者: 吉川宏起1 井上優介1 浅井佐江1

所属機関: 1東京大学医科学研究所放射線科

ページ範囲:P.43 - P.50

文献概要

 磁気共鳴映像法(magnetic resonance imaging:MRI)の大きな特徴の一っは,X線CTで問題となる骨やガス,空気と接する部位でのアーチファクトが少ないことである.しかし,MRIにも特有のアーチファクトがあり,これらを念頭に置いておかないと誤診を招くことがあるので注意が必要である.MRIにおけるアーチファクトの原因は,被検者自身からのものと,装置(撮像法)からのものと,その両者によるものとからなっている.
 本稿では,MRIにおけるアーチファクトについて成因別に画像を提示しながら解説していくが,最初に,現在大部分のMRIで行われている代表的な撮像法である2次元フーリエ変換法について,簡単に触れておく.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら