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文献詳細

雑誌文献

medicina34巻11号

1997年10月発行

増刊号 内科医のMRIとのつきあいかた

MRIで何がわかるか 頭部

脳出血

著者: 日向野修一1 高橋昭喜1 栗原紀子1

所属機関: 1東北大学医学部放射線科

ページ範囲:P.103 - P.109

文献概要

 近年のMRIの普及と撮像時間の短縮により,急性期の脳血管障害患者にもMRIが適用される機会が多くなってきた.一般に,発症直後の脳出血やくも膜下出血では,MRIは診断特異性に劣り,CTが第一選択と考えられるが,付随する病変の診断や亜急性期〜慢性期の脳出血ではMRIの有用度が高い.また,脳腫瘍など他の病変に出血性変化を合併することも少なくなく,MRIにおける出血の所見を知ることは重要である.脳出血のMRI所見は非常に複雑であるが,これを理解することはMRIの信号パターンを理解するうえでも役立つ.ここでは,脳出血のMRI所見の経時変化をその理論的背景に触れつつ解説し,脳出血におけるCT,MRIの役割について考えてみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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