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文献詳細

雑誌文献

medicina34巻11号

1997年10月発行

文献概要

増刊号 内科医のMRIとのつきあいかた MRIで何がわかるか 胸部

心・血管系

著者: 横山健一1 似鳥俊明1

所属機関: 1杏林大学医学部放射線医学

ページ範囲:P.213 - P.224

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 心・血管系のMRIの臨床応用は,撮像法の進歩とともに最近急速に広がってきている.MRIでは任意の方向からの断層像が得られ,心臓や大血管の形態を多方向から観察できること,造影剤を用いずに血流信号を描出し,心・大血管の壁と内腔の鑑別が可能なこと,また,心電図同期を用い,ある一定の心時相の画像を得ることができることなど,従来の検査法にはない特徴を持ち合わせている.
 本稿では,これら心・血管系におけるMRIの特徴を述べ,他によく用いられる検査法(CT,エコーなど)との比較についても言及する.また,MRIが有用な代表的疾患を呈示し,それぞれの疾患でどのような情報が得られるのかを具体的に示し,現状でのMRIの臨床的役割について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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