文献詳細
増刊号 内科医のMRIとのつきあいかた
MRIで何がわかるか 腎・副腎・膀胱
文献概要
MRIが腎に対して日常臨床において最も多用される目的は,腎腫瘤の評価である.MRIの高いコントラスト分解能は,小腫瘤の鑑別診断,特に嚢胞性腫瘤の鑑別診断に威力を発揮する.またMRIでは,多断面像が得られ,造影剤を用いずに血管を描出できるので,腎癌の病期診断に有用である.まず,腎腫瘤性病変に対してMRIの評価を超音波検査(US),CTとの比較を交えつつ解説し,さらに腎血管性病変についても簡単に触れる.
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