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文献詳細

雑誌文献

medicina34巻11号

1997年10月発行

文献概要

増刊号 内科医のMRIとのつきあいかた MRIの新しいテクノロジー

EPIの応用—腹部疾患への応用

著者: 井田正博1 山下三代子1 清水桜1

所属機関: 1都立荏原病院放射線科

ページ範囲:P.319 - P.326

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 腹部領域のMR撮像法においては,T2強調撮像ではfast SE法が,T1強調撮像ではSE法のみならずFLASH(fast low-angle shot)法やfastSE法が,MRAではエコー時間(TE)の短い3DGRE(gradient echo)法による造影MRAが主流をなし,呼吸停止下または同期下撮像によるmotion artifactの抑制や,高分解能化による画質改善がなされている.Echo planar imaging(EPI)法注1)はまだ空間分解能,信号雑音比(SNR)が十分でなく,fast SE法の代替にはならないが,超高速撮像法であるばかりでなく,濃度分解能の点でfast SE法の弱点を補うものである.
 本稿では腹部,特に肝胆膵腎領域のMR検査法を説明しながら,腹部領域におけるEPIの有用性と問題点について述べる.なお,使用装置は1.5テスラ(MAGNETOM Vision,Siemens社製)である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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