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文献詳細

雑誌文献

medicina34巻11号

1997年10月発行

文献概要

増刊号 内科医のMRIとのつきあいかた 座談会

内科医のMRIとの賢いつきあいかた

著者: 水野富一1 大内敏宏2 上野文昭3

所属機関: 1聖路加国際病院放射線科 2亀田総合病院放射線科 3東海大学大磯病院内科

ページ範囲:P.359 - P.369

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MRIの登場と進化
放射線科医の多くが注目
 水野 初期の頃のCTもそうでしたが,私が初めて文献で見たMRI画像というのは,しっかり眼を開いて見るとかえって四角いマスが目立つようなものでした.まだ器械自体が日本に入っていない1980年頃のことですが,このような目を細めてみないとわからないようなものが果たして役に立つのかとも思いました.ただその一方で,われわれ放射線科医はその前に出現したCTの成長過程を知っていましたから,これも時間が経てば進歩して十分役に立つようになるだろうと考え,多くの人がMRIに目を向けました.
 それは一つ」にはCTはどうしても被曝の問題があり,MRIも副作用については未知ではあるものの,適応は広がるのではないかという考えのもとに放射線科医は熱心に取り組んでいたと思います.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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