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今月の主題 臨床医のための遺伝子工学 Editorial
臨床医にとっての遺伝子工学とは
著者: 森下竜一1
所属機関: 1大阪大学医学部第4内科
ページ範囲:P.2066 - P.2067
文献購入ページに移動だが,重要であることと理解できる,あるいは馴染みがあるということとは別であって,多くの臨床医の方は,遺伝子工学を理解する必要などないよ,と思われていることであろう.筆者も初めて遺伝子工学の実験を行うのに(10年程前になるが),従来の実験手法との違いに驚き,遺伝子工学を理解するのに苦労した(幸い,わからないまま実験を行っているうちに,完全ではないが理解できるようになり現在に至っているが).しかし,遺伝子工学の方法は理解できなくとも,そこから得られた果実は,実地診療のためにも臨床医が食べる必要がある.本特集がその手助けになれば幸いである.
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