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文献詳細

雑誌文献

medicina34巻12号

1997年11月発行

今月の主題 臨床医のための遺伝子工学

遺伝子の基礎知識

転写因子

著者: 河邊拓己1 岡本尚1

所属機関: 1名古屋市立大学医学部分子医学研究所分子遺伝部門

ページ範囲:P.2081 - P.2085

文献概要

 一般に,遺伝情報はDNAに蓄えられており,そこから情報を引き出す最初のステップが,DNAからRNAへの転写である.転写は核内で行われ,転写された遺伝情報は,細胞質でリボソームとトランスファーRNA(tRNA)の働きによりアミノ酸配列へと翻訳され,実に様々な蛋白質が合成される.DNAからRNAへの転写を行うために用意された蛋白質群を転写因子と呼んでいる.ここでは,主に高等動物細胞における転写について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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