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今月の主題 臨床医のための遺伝子工学 ベッドサイドで可能な遺伝子診断
内分泌代謝領域
著者: 高橋義彦1 門脇孝1
所属機関: 1東京大学医学部第3内科
ページ範囲:P.2100 - P.2103
文献購入ページに移動 PCR(polymerase chain reaction)法によって,遺伝子異常による疾病が多数明らかにされ,その変異の同定に至るまでの過程が以前より速まってきた.特に内分泌代謝領域では,ホルモンの異常あるいはその受容体の異常,輸送蛋白の異常などが,種々の内分泌学的負荷試験や血中代謝産物の解析により臨床的に特定され,それが実際の遺伝子解析に結びついて多くの成果が上げられている.この領域における遺伝子異常のすべてをカバーはできないが,概ね以下のように分類されよう.
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