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文献詳細

雑誌文献

medicina34巻12号

1997年11月発行

文献概要

今月の主題 臨床医のための遺伝子工学 遺伝子工学の臨床への応用 基礎知識—遺伝子工学とは?

トランスジェニック技術

著者: 宮崎純一1

所属機関: 1大阪大学医学部栄養学教室

ページ範囲:P.2120 - P.2123

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 マウス受精卵にDNAを導入することにより,外来遺伝子を染色体に取り込ませたトランスジェニックマウスが初めて報告されてから10数年経つが,この技術は改良されて,様々な遺伝子を発現させることに成功してきた.トランスジェニックマウスにより,遺伝子の役割を,動物の発生・成長過程を含めて個体で研究することが可能になり,実際,複雑な生命現象の解析に大きな威力を発揮してきた.このトランスジェニック技術はマウスのみならず,ラット,ウサギ,ヤギなどにも応用されてきたが,一般的にはマウスを用いることが多いので,ここではトランスジェニックマウス作製法について概説するとともに,その医学研究への応用例を示す.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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