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文献詳細

雑誌文献

medicina34巻12号

1997年11月発行

文献概要

今月の主題 臨床医のための遺伝子工学 遺伝子工学の臨床への応用 疾患解析への応用

発癌解析

著者: 野田朝男1

所属機関: 1神戸大学医学部放射線基礎医学教室

ページ範囲:P.2150 - P.2152

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 発癌解析においては,これまで2つの異なった観点からのアプローチが取られることが多かった.第一は癌細胞における遺伝子変異解析であり,第二は遺伝性の癌の連鎖解析である.しかし,癌化に関与する遺伝子が多数同定され,発癌過程ではいくつかの遺伝子の異常が多段階的に蓄積されることが明らかとなるに従って,この2つのアプローチは現在では個々の遺伝子変異の事例でも相互に検討されるようになってきている.本稿では,癌化を一連の遺伝子の変化に伴って起こる正常細胞の増殖破綻過程であるとして,その要因を解説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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