文献詳細
文献概要
今月の主題 臨床医のための遺伝子工学 疾患治療への遺伝子工学の応用:遺伝子治療に向けて 日本での現状
先天性疾患の遺伝子治療—アデノシンデアミナーゼ欠損症を中心に
著者: 﨑山幸雄1
所属機関: 1北海道大学医学部小児科学
ページ範囲:P.2160 - P.2161
文献購入ページに移動 1990年9月,米国国立衛生研究所(NationalInstitute of Health:NIH)のブーレイス博士らのグループが,酵素補充療法中のアデノシンデアミナーゼ(adenosine deaminase:ADA)欠損症の女児例に,ヒトへの初めての遺伝子治療を行った1).筆者らは同博士との共同研究で,ADA欠損症に対する遺伝子治療臨床研究を1995年8月から開始している.
掲載誌情報