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文献詳細

雑誌文献

medicina34巻12号

1997年11月発行

文献概要

カラーグラフ 感染症グローバリゼーション・8

消化器系寄生原虫性疾患(2)—最近話題になっている消化管原虫症

著者: 西山利正12

所属機関: 1奈良県立医科大学寄生虫学教室 2奈良県海外渡航者健康相談事務局

ページ範囲:P.2223 - P.2226

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 前回は消化管原虫の中で最も病原性が強く,頻度も高い赤痢アメーバ症について述べたが,今回は最近話題になっている消化器系寄生原虫であるランブル鞭毛虫(Giardia intestinalis;従来G.lambliaと呼ばれていた),クリプトスポリジウム(Cryptosporidium parvum),大腸バランチジウム(Balantidium coli),プラストシスチス・ホミニス(Blastocystis hominis)について述べる.これらの原虫症は,一般的にはそれほど強い症状を呈さないが,後天性免疫不全症候群(AIDS),移植後の免疫抑制剤を投与されているような免疫能の低下しているヒト,小児などに感染した場合に,時に重篤な感染症を起こすことがあるので注意する必要がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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