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文献詳細

雑誌文献

medicina34巻12号

1997年11月発行

文献概要

日常診療に必要なHIV感染の知識・5

HIV感染症における日和見感染症の診断・治療・予防

著者: 安岡彰1

所属機関: 1国立国際医療センターエイズ治療・研究開発センター

ページ範囲:P.2257 - P.2260

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 HIV感染症の治療においては,HIVに対する抗ウイルス治療と,日和見感染/悪性腫瘍の治療が,車の両輪のごとく並立して重要である.HIV陽性者にみられる日和見感染症は,日常臨床でよくみられる感染症とは病原体のスペクトラムや病態が大きく異なることから,大胆な視点の切り替えが必要である.表1にAIDSの診断基準にリストされている病原体をあげたが,単純ヘルペス,一般細菌(肺炎球菌,インフルエンザ菌など),結核菌,カンジダ以外は,一般臨床上は比較的稀な病原体である.これらの疾患が患者の免疫状態,一般的には末梢血CD4陽性細胞数に応じて,高頻度に繰り返し発症してくる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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