文献詳細
文献概要
今月の主題 脳卒中プラクティス 発症時の外来診療のポイント
頭痛・めまい・しびれと脳卒中
著者: 秋口一郎1
所属機関: 1東京大学医学部神経内科
ページ範囲:P.2305 - P.2308
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●急性の頭痛を訴える患者のなかには,くも膜下出血,脳内血腫,髄膜炎などのように,早急な外科的,内科的処置を必要とする疾患が少なくない.したがって,CTスキャン,腰椎穿刺を緊急に行い,これらを鑑別する必要がある.
●脳卒中によるめまいはほとんどが回転性めまい(vertigo)で,頭位に関連せず起こり,数分異常持続することが多い.頭痛を伴う場合,小脳出血やくも膜下出血,脳幹症候を伴うときは脳幹虚血・脳幹梗塞を考える.
●脳卒中患者がしびれを訴える場合には,特に後外側視床,内包後脚や放線冠のsuprathalamin lesion,延髄外側の梗塞,出血に注意する.
●急性の頭痛を訴える患者のなかには,くも膜下出血,脳内血腫,髄膜炎などのように,早急な外科的,内科的処置を必要とする疾患が少なくない.したがって,CTスキャン,腰椎穿刺を緊急に行い,これらを鑑別する必要がある.
●脳卒中によるめまいはほとんどが回転性めまい(vertigo)で,頭位に関連せず起こり,数分異常持続することが多い.頭痛を伴う場合,小脳出血やくも膜下出血,脳幹症候を伴うときは脳幹虚血・脳幹梗塞を考える.
●脳卒中患者がしびれを訴える場合には,特に後外側視床,内包後脚や放線冠のsuprathalamin lesion,延髄外側の梗塞,出血に注意する.
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