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文献概要
今月の主題 脳卒中プラクティス 診断・治療のための諸検査
動脈病変の診断—脳血管造影・MRA
著者: 上原敏志1
所属機関: 1兵庫県立姫路循環器病センター神経内科
ページ範囲:P.2330 - P.2333
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●MRAなどの非侵襲的検査法の進歩・普及により,脳動脈病変の診断における脳血管造影の適応は大きく変わりつつある.
●閉塞性脳動脈病変の診断において,MRAは偽陰性が非常に少ないことなどからスクリーニング法として有用である.
●現時点では,MRAの空間分解能や末梢血管の描出能は脳血管造影には及ばず,急性期脳梗塞例や外科的治療を必要とする例などに対する脳動脈病変の詳細な評価には脳血管造影が必要である.
●MRAなどの非侵襲的検査法の進歩・普及により,脳動脈病変の診断における脳血管造影の適応は大きく変わりつつある.
●閉塞性脳動脈病変の診断において,MRAは偽陰性が非常に少ないことなどからスクリーニング法として有用である.
●現時点では,MRAの空間分解能や末梢血管の描出能は脳血管造影には及ばず,急性期脳梗塞例や外科的治療を必要とする例などに対する脳動脈病変の詳細な評価には脳血管造影が必要である.
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