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文献詳細

雑誌文献

medicina34巻13号

1997年12月発行

文献概要

今月の主題 脳卒中プラクティス 超急性期(発症数時間以内)治療—現状と問題点

血栓溶解療法

著者: 森悦朗1

所属機関: 1兵庫県立高齢者脳機能研究センター神経内科・臨床研究科

ページ範囲:P.2345 - P.2347

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ポイント
●血栓溶解療法は血栓溶解の速度や程度を高め,早期の再開通を促進する.
●発症3時間以内の患者でrt-PA全身投与の有用性が示され,虚血性脳血管障害急性期の基本的な治療戦略の一つなりつつある.
●血栓溶解療法によって症状の悪化を伴う梗塞の出血性変化の頻度は増加する.
●本邦では現在のところ血栓溶解療法は実験的治療であり,臨床試験の枠内で十分な倫理的配慮を行ったうえで実施されるべきである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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