文献詳細
文献概要
今月の主題 脳卒中プラクティス 急性期の治療
ラクナ梗塞の急性期治療
著者: 早川功1
所属機関: 1川崎市立井田病院神経内科
ページ範囲:P.2366 - P.2369
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●急性期でのラクナ梗塞の診断は,臨床症候,危険因子,既往歴とCT所見より判断し,発症後できるだけ早くに治療を始める.
●十分に補液することが治療の基本である.
●進行のみられないものは,早期よりリハビリテーションを始めること,および危険因子の治療が主体となる.進行がみられるものは,それぞれの病態に応じて特殊治療を行う必要がある.
●亜急性期(発症1〜3週)には,CTを繰り返し行ったり,MRI+MRAなどの補助検査により確定診断をする.画像診断で神経症状と合致する病巣が得られても,①ラクナ梗塞より大きい,②境界領域や皮質枝領域に梗塞巣を認める,③TIAや心房細動がみられる場合は,臨床病型としてアテローム血栓性脳梗塞または心原性脳塞栓症である可能性が,ラクナ梗塞の臨床症候を呈していても20〜30%存在する.
●急性期でのラクナ梗塞の診断は,臨床症候,危険因子,既往歴とCT所見より判断し,発症後できるだけ早くに治療を始める.
●十分に補液することが治療の基本である.
●進行のみられないものは,早期よりリハビリテーションを始めること,および危険因子の治療が主体となる.進行がみられるものは,それぞれの病態に応じて特殊治療を行う必要がある.
●亜急性期(発症1〜3週)には,CTを繰り返し行ったり,MRI+MRAなどの補助検査により確定診断をする.画像診断で神経症状と合致する病巣が得られても,①ラクナ梗塞より大きい,②境界領域や皮質枝領域に梗塞巣を認める,③TIAや心房細動がみられる場合は,臨床病型としてアテローム血栓性脳梗塞または心原性脳塞栓症である可能性が,ラクナ梗塞の臨床症候を呈していても20〜30%存在する.
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