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文献詳細

雑誌文献

medicina34巻13号

1997年12月発行

文献概要

今月の主題 脳卒中プラクティス 急性期の治療

脳出血の急性期治療

著者: 川村伸悟1 安井信之1

所属機関: 1秋田県立脳血管研究センター脳神経外科

ページ範囲:P.2371 - P.2373

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ポイント
●現病歴,既往歴,呼吸,血圧,神経症状などをチェックし,CTを迅速に行う.脳出血は高吸収域として現われ,その存在自体は判定が容易.
●脳出血は様々な原因で生じ,それぞれの病態に合った治療法を選ぶべきである.磁気共鳴撮影(MRI)やMRI血管撮影(MRA),脳血管撮影を可及的早期に行い,鑑別する.
●高血圧性脳出血の治療方針は,年齢,重症合併症の有無,神経学的重症度,出血の進展部位や量,発症後の経過時間などを総合判断して決める.
●発症後6時間以内は,再出血の予防や早期発見に努め,血圧管理が重要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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