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文献詳細

雑誌文献

medicina34巻13号

1997年12月発行

文献概要

今月の主題 脳卒中プラクティス 急性期の治療

くも膜下出血の急性期治療

著者: 鈴木倫保1 小川彰1

所属機関: 1岩手医科大学脳神経外科

ページ範囲:P.2374 - P.2377

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ポイント
●くも膜下出血の診断で最も大事なことは,「くも膜下出血」を疑うことである.
●くも膜下出血のCT診断で誤りやすいのは,基底槽や脳溝にhigh densityを伴わないときである.このような場合は,通常髄液のdensityである部分が判別できないことや,腰椎穿刺から診断を行う.
●脳内血腫の症例では基底槽・脳溝のhigh density areaに留意し,くも膜下出血を見逃さない.
●くも膜下出血の急性期管理で最も大事なことは,再破裂の予防である.そのために血圧管理・鎮静が必要である.
●重症くも膜下出血では呼吸管理や心電図のモニタリングが必須である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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