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文献詳細

雑誌文献

medicina34巻13号

1997年12月発行

文献概要

今月の主題 脳卒中プラクティス 慢性期の管理

各病型の長期予後と再発の実態

著者: 横田千晶1

所属機関: 1国立循環器病センター内科脳血管部門

ページ範囲:P.2391 - P.2393

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ポイント
●わが国の脳卒中の死亡率は,1965年以降大幅に減少したが,人口の高齢化に伴い,脳梗塞発症率はむしろ相対的に上昇している.
●脳卒中再発率は,年間平均4〜6%であり,初回発作後3年以内の再発が多く,しかも同じ病型の再発が多い.
●臨床病型別では,アテローム血栓性脳梗塞の予後が不良である.本症は虚血性心疾患を高率に合併する.
●脳梗塞再発に関連する因子に,高血圧,心疾患(虚血性心疾患,うっ血性心不全)をあげる研究が多い.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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