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文献詳細

雑誌文献

medicina34巻13号

1997年12月発行

今月の主題 脳卒中プラクティス

慢性期の管理

アテローム血栓性脳梗塞・ラクナ梗塞の長期管理

著者: 紺野衆1 東儀英夫1

所属機関: 1岩手医科大学神経内科

ページ範囲:P.2397 - P.2399

文献概要

ポイント
●抗血小板療法は,脳梗塞の再発を23%減少させる.
●アスピリンジレンマを考慮すると,アスピリンの適切な投与量は80〜320mgの範囲にあると思われる.至適用量は約300mgである.
●アスピリンの主な副作用は,消化管出血,アスピリン喘息である.
●チクロピジンの抗血小板作用は,フィブリノゲン濃度300mg/dl以下で発揮される.
●チクロピジンの主な副作用は,顆粒球減少症,肝機能障害,発疹である.
●脳梗塞の長期管理では,高血圧,糖尿病,高脂血症,Hct(ヘマトクリット)などの危険因子の管理が重要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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